2/28（火）開催 「CDP質問書への回答準備を一歩リード！「CDP水セキュリティ・気候変動2023」質問書変更点の解説」
2023年2月28日 (火)にオンラインセミナー「CDP質問書への回答準備を一歩リード！「CDP水セキュリティ・気候変動2023」質問書変更点の解説」を開催いたしました。
開催概要
- テーマ ：CDP質問書への回答準備を一歩リード！「CDP水セキュリティ・気候変動2023」質問書変更点の解説
- 開催日時：2023年2月28日 (火) 10:30~11:35
- 開催方法：オンライン（Zoom）
- 主催 ：八千代エンジニヤリング株式会社 サステナビリティNavi
- 参加費 ：無料
- 参加人数：202名
近年、国内外で環境情報開示の義務化に関する流れが強まる中、CDP への開示企業数も年々増加しています。2022 年には、世界で 18,700 社以上の企業が CDP 質問書への回答を通じて水セキュリティ、気候変動、森林に関する自社のデータを開示しました。また、日本国内においても、プライム市場上場企業をはじめ 1,700 以上もの企業・団体が回答を行っています。
SBT や TCFD に基づく気候変動分野の取組みはもちろんのこと、今後は、SBTN や TNFD を通した自然資本に関する企業への要請が強まることが想定され、水セキュリティの重要度もさらに増してきます。CDP への対応を通して自社の取組みを整理することは、ステークホルダーへの情報開示の観点だけでなく、自社の課題を把握してアクションに繋げるための第一歩としても非常に重要です。
CDP2023 では、気候変動において生物多様性の設問が昨年に引き続き追加されるとともに、水セキュリティではプラスチックに関するモジュールが新たに設けられ、社内確認事項も追加されることが想定されます。このため、早期に回答準備を行うことが重要です。
そこで本セミナーでは、CDP2023 への回答準備に向けて、CDP 水セキュリティ・気候変動における 2022 年から 2023 年の質問書変更点の解説を行いました。また、弊社と業務提携契約を結んだパーセフォニ社のサービスについてもご紹介いたしました。
質疑応答では、ご質問をお寄せいただきありがとうございました。
沢山のご質問のうち一部ではございますが、文末にQ&Aを掲載いたしますのでご参考になれば幸いです。
次回以降のオンラインセミナーについては、詳細が決まり次第改めてメルマガよりご案内させていただく予定です。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
質疑応答
修正、追加された質問に関して、配点や加点に影響がないもの、影響が大きいものを教えてください。
2023年質問書の配点や採点基準は、CDPのHPで後日公開予定です。
サプライチェーン評価等は、基本的には子会社のサプライヤーも含むという理解でよろしいでしょうか。
その認識で問題ございませんが、サプライヤーの定義は設問によって異なる場合があります。詳細は、CDPのHPで公開されている「CDP reporting guidance 2023」をご確認ください。
企業のCDPに対する回答は、どちらから見ることができますか。
質問書に対する企業の回答は、CDPのグローバルサイト下部から検索・閲覧できます。なお、閲覧にはCDPのアカウントを作成・ログインする必要があります。
気候変動の生物多様性に関する設問C15.3について、「直接操業、上流、下流」とは、サプライチェーンの上流下流という意味でしょうか。
その認識で問題ございません。
気候変動C15.4における「生物多様性の影響を受けやすい地域」は、選択式でしょうか。あるいは、企業ごとに定義する必要があるのでしょうか。
【セミナー時の回答訂正】生物多様性の影響を受けやすい地域は、「ナチュラ2000、ユネスコの世界遺産、KBAか、その他の保護地域である」とCDPレポーティングガイダンスに記載されており、選択肢から選択する質問となります。そのため、企業が独自に定義した地域は適切な回答ではない可能性があります。セミナーで企業が独自に定義した地域でも回答可能と説明したことを訂正いたします。
プラスチック関連設問（W10）が水セキュリティに新規設定された背景は、プラスチック廃棄物・ゴミによる海洋生物への影響が大きいことが理由かと推察しますが、その理解でよろしいでしょうか。
CDPによる外部発表時にも「水質汚染の要因の1つとしてプラスチック問題が挙げられるため、プラスチックのモジュールを水セキュリティに含めた」とのご説明をされていたため、そのような認識でよろしいかと思います。
水セキュリティW1.2について、EU水枠組指令に基づく優先物質の物質名を教えてください。
CDPのHPで公開されている「CDP reporting guidance 2023」にて、EU水枠組指令に基づく優先物質のリストを整理した資料のリンクが掲載されています。恐れ入りますが、詳細はそちらからご確認ください。
気候変動、水、森林の質問書が統合される予定であると聞いているのですが、最新のスケジュールを教えてください。
現時点で、質問書の統合に関するスケジュール等の詳細はアナウンスされておりません。
上記以外のセミナーを開催していますので
ぜひお気軽にご参加ください。