Project File15
CDP水セキュリティの回答を評価・支援し、
リスクマネジメント戦略策定をサポート
社会構造の持続可能性が重要視されている昨今、投資家から企業の水リスクマネジメントに関する情報開示要求が高まっています。特にESGに関する数ある格付指標のなかで投資家が着目し重要視するのがCDP水セキュリティです。その評価結果を向上したいという企業が増えてきており、A社様でもCDP水セキュリティの評価結果を向上したいとお考えでした。またCDP水セキュリティは、Water stewardshipという持続的な水リスクマネジメントを行う上での行動規範に基づいて設問が構築されています。そのため、スコア向上のために取組みを進めることで投資家からの評価だけでなく、レジリエンス強化にも繋がります。そのため、A社様ではCDP水セキュリティ回答を評価したうえで、スコア向上はもとより持続可能なリスクマネジメントに資する施策検討をご支援しました。
- 概略調査
- 詳細調査
- 目標設定・
ビジョン - 対策
- 発信
課題
- CDP水セキュリティの評価結果を向上したい
- 評価結果から次に何を実施したらよいか把握したい
サポート概要
- CDP水セキュリティの回答内容を評価し、弱点を抽出
- CDP水セキュリティの回答内容の作成を支援
- 評価結果から今後のリスクマネジメント戦略の提案
CDP水セキュリティの評価結果を向上したい!
CDP水セキュリティの設問は、水利用の現状分析からビジネスへの影響、リスクを軽減するための戦略や目標設定など、非常に多岐に渡ってマネジメントの状況を問われます。そのためA社様は「設問に対してどのように回答すれば良いか分からない」という悩みをお持ちでした。
八千代エンジニヤリングではCDP水セキュリティのスコアリングパートナーとして採点のトレーニングを受けており、各設問で求める回答内容や採点基準を熟知しています。この知見を活かしてA社様においてCDPの回答内容を評価しどのパートで失点しているか、理由を含めて明示することで施策検討や記述修正に活かしました。また、当初は回答できる程の取組みを行っていないと諦めてしまっていましたが、実は節水活動や環境保全活動など水に関する取組みを事業所単位で実施されており、ヒアリングを通じて整理することで、CDPの回答としてきちんと開示することができました。
評価結果にもとづき、今後どのような取組みが必要か把握したい
CDP水セキュリティは投資家が企業の水の持続可能性を測るための格付け指標という認識が非常に強いですが、企業の水リスクマネジメントのステータスを測る指標としても非常に有効です。
A社様での支援では各パートの回答評価結果に基づき、企業の水リスクマネジメントに対するウィークポイントを分析しました。その上で、改善すべきポイントの優先順位付けを行い、具体的な対応策や実施スケジュールなど、戦略的に水リスクマネジメントのステータスを向上していくための施策をご提案しました。
その結果、CDP水セキュリティが参考にしているWater stewardshipの考えに基づきマネジメントを進めていくため、無駄のない本質的な施策を実施できると好評をいただきました。
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