TNFD開示に対応!
推奨ツール(ENCORE、IBAT)の概要と使用方法

OUTLINE

セミナー内容

TNFD開示に対応!推奨ツール(ENCORE、IBAT)の概要と使用方法

私たちの暮らしや企業活動は、自然がもたらすさまざまな生態系サービスによって成り立っています。人間活動によって土地転換や水利用、汚染などの自然の劣化が進むなか、近年では自然共生社会を目指すため、生物多様性の損失を食い止めて回復軌道に乗せる「ネイチャーポジティブ」の動きが、国内外で急速に高まっています。

こうした背景から2023年には、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)から最終提言として「TNFDフレームワークv1.0」が公開されました。TNFDでは、LEAP(Locate,Evaluate, Assess, Prepare)アプローチが提案されており、企業の事業活動による自然への依存と影響、それに伴うリスクと機会を特定し、開示することが求められています。

このセミナーでは、これからTNFDの最終提言に沿った分析・開示に取り組む企業向けに、TNFDが推奨するツールであるENCOREとIBATについてご紹介しました。ENCOREはEvaluateフェーズにおける依存と影響関係の評価に、IBATはLocateフェーズにおける活動場所の評価に活用できます。

配信手段:Zoom
開催日時:2024年8月22日
登壇者:八千代エンジニヤリング株式会社 中野晴康、川嶋里沙

WHO IS THIS SEMINAR FOR?

こんな方におすすめ

  • TNFDのガイドラインに沿って自然資本についての分析や開示をしたい
  • ENCORE、IBATに興味はあるが、詳しい使い方が分からない
  • ENCOREやIBATの使い方について疑問や不明点がある

登壇者

サステナビリティNaviのコンサルタント・中野晴康

八千代エンジニヤリング株式会社 事業開発本部 サステナビリティサービス部
中野 晴康

官公庁を対象に、道路整備に伴う生活環境や自然環境の調査、環境影響予測に従事した経験を持つ。八千代エンジニヤリング入社後は、民間企業を対象としたサステナビリティコンサルタント業務に従事し、SBTNの開発プログラムにも参加。日本生態学会所属。

八千代エンジニヤリングのサステナビリティコンサルタント川嶋里沙

八千代エンジニヤリング株式会社 事業開発本部 サステナビリティサービス部
川嶋 里沙

大学院では農業土木、生態水理学を専攻し、河川や農業用水路を対象とした水理解析や生物の生息場環境評価に関する研究に携わる。八千代エンジニヤリング入社後は、水リスク評価支援やCDP回答支援(水セキュリティ)などのサステナビリティコンサルティングに従事。

Q&A

セミナー開催中のご質問と回答

Q1.

ENCOREの旧版で実施した評価結果はどういった扱いになるのでしょうか?

A.

旧版での評価結果がただちに無効になるということはないと考えております。このような分析は定期的に見直しされることが望ましいため、次回の分析の際に更新版を用いることを推奨いたします。

Q2.

ENCOREはSBTs for Natureのサイトのようにエクセルをダウンロードする形式となり、産業分類なども同じになったようですが、双方にどのような違いがあるのでしょうか? 今後新たに使用していくケースでは、どちらを優先したほうがよいなどありますか?

A.

SBTs for Natureの「SBTN's Materiality Screening Tool」は、旧版(2023バージョン)におけるENOCREのデータが使用されています。更新版へのアップデートは現在検討されている段階ですので、現状はENCOREを活用いただくことを推奨いたします。

Q3.

ENCOREの旧版では、定型的なコメントが記載される項目がありましたが、新版でも同様でしょうか? また、エクセルで結果を見る場合、コメントはどのように確認できるのでしょうか?

A.

最新版においても、以下のファイルを確認していただくことで、マテリアリティ評価結果の解説を確認することができます。

  • 依存:03. Dependency links.xlsx
  • 影響:05. Pressure links.xls

Q4.

IBATのレイヤーにOECMのエリアは対象ではないのですか?

A.

IBATではOECMのレイヤーが未整備であるため、現状評価を行うことはできないかと思います。

Q5.

IBATについての質問です。「自社の拠点から半径50km圏内に生物多様性にとっての重要地域があること」はどのくらい重要なのでしょうか? 「50km」と聞くと、遠いような、自社との関連が薄いような印象を受けます。

A.

たしかに50kmというのは自社との関連性は薄く感じるかと思います。本来であれば、自社による取水や汚染などの影響がどの程度の範囲に及ぼされるかを把握し、その範囲で評価することが望ましいと考えます。

Q6.

P.69-P.72あたりで、特定の場所と、生物多様性重要な場所との距離の把握は確認できますでしょうか? 昔は地図の距離の縮尺などがあったような気がするのですが……。

A.

無料版の現在のバージョンではプロットした場所と生物多様性重要地域の距離を確認する機能は実装されていないかと思います。有料版では、指定したバッファ領域に存在する保護地域の数が把握できるかと思います。

Q7.

IBATの無料版で調査した結果は開示に使用できるのでしょうか?

A.

無料版、有料版ともに分析いただいた結果は開示に使用可能です。

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