【アーカイブ】CDP2024 Aリスト企業の
ベストプラクティスから解説!
CDPを通した情報開示の重要性と評価結果の活用法

OUTLINE

アーカイブセミナー内容

CDP2024 Aリスト企業のベストプラクティスから解説! CDPを通した情報開示の重要性と評価結果の活用法 アーカイブ配信はこちら

企業の積極的な取り組みを促すため、CDP質問書は毎年改定されており、その回答に大きな負担を感じる企業も多いのではないでしょうか。CDPへの回答の意義を改めて考える声も聞かれますが、CDPはサステナビリティ経営を評価する信頼性の高い機関として認知されています。株式指数やローン組成の際の評価指標にも組み込まれており、今や無視できない存在です。

本アーカイブでは、CDPへの回答の意義を再確認し、CDP2024 Aリスト企業のベストプラクティスを参照しながら回答内容や評価結果の活用法を解説しました。

ぜひ、アーカイブ配信をご視聴ください。

配信手段:Zoom
開催日時:2025年9月30日
登壇者:八千代エンジニヤリング株式会社 杉本智志、小西拓海

WHO IS THIS SEMINAR FOR?

こんな方におすすめ

  • 毎年CDPに回答しているが、そのメリットを見出せていない
  • 毎年CDPに回答しているが、その結果を活用できていない
  • 環境課題への取り組みが必要なのは認識しているが、経営層の理解をどう得ればいいかわからない

登壇者

八千代エンジニヤリングのサステナビリティ・コンサルタント杉本智志

八千代エンジニヤリング株式会社 サステナビリティサービス部 コンサルタント
杉本 智志

前職では民間企業向けを中心としたマーケティングリサーチ業務に従事。主に素材業界を担当し、プラスチックやファインケミカル、電子材料などを軸に自動車やエレクトロニクス、建築・土木といった産業分野の調査で豊富な経験を有する。現在は、民間企業向けサステナビリティコンサルティング業務に従事。

八千代エンジニヤリングのサステナビリティ・コンサルタント小西拓海

八千代エンジニヤリング株式会社 サステナビリティサービス部 コンサルタント
小西 拓海

入社後、国土交通省など官公庁向けに災害リスク調査や地下水資源評価などに従事。現在は、水リスク評価やTNFDなど企業のサステナビリティコンサルティングに従事。

保有資格:技術士(応用理学)、地質調査技師、AWS professional Credentialing Specialist

プログラム

11時~11時5分 会社紹介
11時5分~11時45分 CDP2024 Aリスト企業のベストプラクティスから解説! CDPを通した情報開示の重要性と評価結果の活用法
11時45分~11時55分 質疑応答

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※ 同業および個人の方からのお申し込みはご遠慮いただいております

Q&A

セミナー開催中のご質問と回答

Q.

CDP回答を“サステナ経営の健康診断”とするなら、来年まず着手すべき“検査項目”はどれでしょう?(統合モジュールの優先順位の付け方)

A.

まず着手すべき"検査項目"は企業の状況によって異なります。健康診断も年齢や性別、体系、生活習慣などにより注意すべき検査が異なるように、企業のサスティナビリティに関しても業種やバリューチェーンにおける立ち位置、自然との関係、取り組み状況などによって異なります。

Q.

社内合意形成でつまずきがちな“取締役会レベルのコミットメント”は、どの情報が揃うと前に進みやすいですか?

A.

「環境課題=経営課題」であるということについての共通認識を持つために、環境課題が事業計画や財務計画に影響することを明確にすることが必要かと存じます。CDP質問書に回答することで上記の点を確認できるようになっており、統合モジュールの2.2.7などで問われている「環境への依存と影響」を把握、そこから生じる「リスクと機会」を特定し、3.1や3.6で問われている「リスクと機会の財務影響」を試算、そして5.3で「リスクと機会の事業戦略や財務計画への影響」を明確にする構成となっています。

Q.

他社のベストプラクティスを参照したいですが、2024回答はどこで閲覧できるでしょうか?

A.

CDP回答データにつきましてはデータライセンス契約にて有料で提供されています。上記以外の公開方法(CDPのwebサイトでの公開など)につきましては現在CDPで検討中です。CDP回答企業につきましては以下のwebページにてCDPの担当者に問い合わせるようアナウンスされています。https://www.cdp.net/ja/data-licenses

Q.

CDPは“スコアより中身”が重要とのことでしたが、投資家が特に確認したい“透明性の高い開示”の具体例をもう一度教えてください。

A.

投資テーマによって投資家が必要とする具体的な情報は異なりますが、一般論としては正確な現状把握に基づいた目標と計画、アクション、そして将来の見込みといった情報が求められていると言えます。例えばコーヒー飲料の製造、販売を主力事業としている企業の場合、事業全体におけるコーヒー飲料事業の財務上や事業戦略上の重要度、コーヒー飲料事業における自然への依存とリスクの評価(コーヒー豆調達地域の状況、気候変動に伴う収穫量や価格の変動、それによる財務上、事業戦略上の影響など)、そしてリスクを回避するための目標や計画とアクション、それによる改善見込み、といった情報を包み隠さず明確に開示することが求められます。

Q.

判断を鈍らせないとは?

A.

機関投資家は正確な情報に基づいてリスクを評価し判断したいと考えています。提供される情報が不正確あるいは不明確ですと投資判断に確信を持てません。機関投資家は、現状では企業が公開する環境情報が不正確あるいは不明確と考える傾向にあるため、ESG投資に踏み切れないでいます。機関投資家が懸念しているのは例えば「比較可能性」「正確性」「マテリアリティ」「グリーンウォッシュ」などです。

Q.

CDP回答が企業への投資にどの程度影響しているのか、CDPスコアの差が投資額にどのような影響を与えるのかなど、具体的・定量的な数値はあるのでしょうか。逆に、昨年度Aスコアを取得した企業が今年度の回答をやめたとしたら、投資額・株価に等どの程度影響があるか等も試算可能なのでしょうか。CDP側は投資判断材料にするためと言っている割には、情報提供が一方的で、これらの情報も併せて共有してもらえないと、企業が継続的に回答する意味合いが見つけられなくなると思っています。CDP・投資家と企業との相互コミュニケーションみたいなことを重視している割には、情報の受け渡しがアンフェアに感じています。

A.

残念ながら、弊社では「CDP回答内容」「スコア」の投資判断、投資額などへの影響について、具体的・定量的な情報を得られていません。CDPはキャピタルマーケッツプログラムを通じて機関投資家にCDPデータを提供していますが、その利用方法についてCDPにフィードバックされないケースもあると推察され、CDPも上記について十分な情報を得られていないことも考えられます。機関投資家は環境情報だけではなく、財務情報や企業調査、企業との直接対話から総合的に判断していますので、投資額や株価について、CDPへの回答をやめたことの影響だけを試算することは難易度が高いかもしれません。CDP Worldwide-Japan 代表理事就任記念パーティにて、CDPグローバルCEOおよびCDP Worldwide-Japan 代表理事に「機関投資家によるCDPデータの利用方法に関する情報の提供」、「機関投資家(CDPキャピタルマーケッツ署名機関)と回答企業の交流イベント開催」を弊社から進言させていただきました。CDP認定ソリューションプロバイダーとして公正、公平な情報の受け渡し環境となるよう今後も努めてまいりたいと思います。CDP回答内容やスコアの投資額などへの影響につきましては、機関投資家などへのヒアリングを通してある程度の定性的、定量的情報を揃えることが可能かと考えております。ご要望などありましたら別途弊社までご相談ください。

Q.

CDP気候変動がTCFDに整合を進めてきたように水セキュリティ・森林はTNFDに沿って行くものと推定していますが、今後どのような設問が深まっていくと考えられるでしょうか?

A.

TNFDに関しましては、表現や指標を統一する形で準拠させていくことがCDPからアナウンスされています。またTNFDに加えてネイチャーSBTsへの準拠も進められており、ネイチャーSBTsに沿って「土地」に関する質問が修正されることがアナウンスされています。加えて、既存の質問を修正することで「オーシャン」に関する質問を小規模ながら追加されることもアナウンスされています。これらを勘案しますと、TNFDについては表現や指標の統一による整合性の強化、加えてネイチャーSBTsに沿った質問の拡充による目標設定に関わる強化が進められていくと考えられます。

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