持続可能な社会に向けた 水リスクラボの役割

2018年7月に水リスクラボが発足し、2年半が経ちました。
国内での度重なる水害や海外での干ばつ、水不足が頻発化していることを受け、企業や社会にとって重要な水課題解決に貢献したいとの強い思いから、水文学や水文地質学、河川工学、環境工学等を専門とするコンサルタントが集まり生まれたのが水リスクラボです。

水リスクラボのミッション

我々の母体となる八千代エンジニヤリング株式会社は、これまで60年間、国内外の公共インフラ事業に係る計画、調査、設計等を行ってきたエンジニアリングコンサルタントです。公共インフラ事業は、その規模の大きさや公共性、多様なステークホルダーが関与することから、高い安全性や政策の妥当性、それらの根拠となるファクト、そして透明性が求められます。このため、我々は、課題解決を行うために技術力の研鑽に励み、企業倫理に基づき、真摯な姿勢で課題に向き合ってきました。このような姿勢が、国を始め、県、地方自治体、海外政府等からの信頼獲得に寄与したと自負しています。

ファクトを示すための技術力、課題に向き合う真摯な姿勢、そして透明性、これが水リスクラボの行動理念であり、根幹です。我々のミッションは、この行動理念の元、様々な企業の課題、ひいては社会課題の解決に貢献することです。

水リスクラボのバリュー

企業を取り巻く環境が大きく変化するなかで、いま最も重要なテーマは持続可能性です。気候変動に伴う災害の多発、昨年の新型コロナウィルスに代表されるパンデミック、人間による環境破壊、生物多様性の損失など、環境だけでなく科学技術や社会情勢が大きく変化するなか、持続的な成長に向けた意思決定を行うためには、ファクトはもちろん、国内外の潮流を捉えるための最新の情報が必要不可欠です。ESGに関する潮流は、欧米を中心として発信されることが多く、日本はそれらの流れに取り残されがちです。このため、我々水リスクラボは、ESGに関する最新動向を捉え、持続可能な成長に向けたコンサルティングを行います。また、これからの企業には、コミュニティや様々なステークホルダーとともに、本業にて社会課題を解決していくことが求められます。

私たちのバリューは、データの不均質な世界において、水中心とした課題の要因を科学的・論理的に明らかにすること、企業を取り巻く最新の動向を捉え、企業や社会の本質的な課題に対する具体的な取組に落とし込むこと、そして公共事業での経験を踏まえ、企業と地域との懸け橋となることです。

水リスクラボのこれから

今後の社会は、気候変動の進行や世界的な人口増加から、様々な環境課題、社会課題がより顕在化すると思われます。これらの課題は複雑に絡み合っており、水問題を解決するためには、地域における他の課題にも向き合い、トレードオフ関係を適切に把握した上で、長期的な目線で企業にとって最適な選択をする必要があります。そのためには、我々は常に成長し続けることが責務であると考えています。

今後水リスクラボは、環境全体のイシューへの対応の強化を行い、持続的な企業と社会の構築の実現を目指します。

 

 

水リスクラボ

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