VISION
ネイチャーSBTs(SBTs for Nature)は、SBTのフレームワークを自然の領域に広げた、科学的根拠に基づく目標設定の枠組みです。
TNFDやSSBJ、ESRSなどの開示において自然関連の目標が求められるなか、ネイチャーSBTsは目標の妥当性を示す有力な手段となっています。
当社は目標設定だけでなく、SBTN認定の取得(Step 1~3)まで伴走します。
FEATURES




01 |
ネイチャーSBTsのガイダンスは改訂が続いており、評価方法や申請要件を正しく把握するには継続的な情報収集と実務経験が欠かせません。
当社はSBTNのサービスプロバイダーとして登録されており、SBTNが提供するトレーニングプログラム「Train the Trainer」の知識テストに日本企業で最多の3名が合格しています(※)。
最新の知識をもとに、大和ハウス工業株式会社が行ったStep 1・2の評価・優先順位付けと、検証機関による指摘事項への対応を支援し、住宅・建設・不動産業界で日本初となるSBTN認定取得に貢献しました(プレスリリース)。
また、ネイチャーSBTsのパイロット・プログラム参加企業を支援した日本唯一の企業です(※)。
※ 2026年10月時点。SBTN公式サイトに基づく


02 |
淡水に関する目標設定(Step 3)でSBTN認定を受けるには、流域におけるステークホルダーにヒアリングを行い、ローカルもしくはグローバルの水文モデルの有無を調査する必要があります。
当社はStep 1・2の結果を踏まえ、SBTN認定取得の見込みを判断。
認定が困難な場合も、CBWT(Context-Based Water Targets:流域の状況・コンテクストを考慮した水目標)などの外部フレームワークから最適なアプローチを提案し、説明可能な根拠をもった目標を設定できます。
03 |
ネイチャーSBTsの淡水目標は、流域における望ましい河川流量や栄養塩濃度と、現状とのギャップをもとに設定します。
ただし、グローバルツールによる簡易な調査では、国内の流域実態を十分に反映できないケースも少なくありません。
当社は総合建設コンサルタントとして培った河川・水資源分野の知見を生かし、一級水系単位での流域の絞り込み、河川整備計画や水文・水質データの調査、流域間の導水を考慮した水ストレスの算定などを実施。
河川管理者や行政などステークホルダーへのヒアリングの準備も支援し、流域の実態を反映した水目標を設計します。


04 |
SBTN認定取得には、情報を所定の書式に取りまとめ、第三者機関による検証を受ける必要があります。
検証中は英語で不定期に質問や指摘が届き、迅速な対応が必要です。
当社は申請書類の日本語版・英訳案の作成から、指摘への対応方針の検討、回答案の作成までを日本語と英語で支援。
専門的なやり取りの負担を軽減し、認定取得まで伴走します。
FLOW
※ 貴社のご状況・ご要望に応じて変わります
01
組織のバウンダリと経済活動を整理し、重大な圧力カテゴリーとHigh Impact Commodity(HIC)を特定します。
事業が自然に与える影響の全体像を把握でき、取り組むべき課題を明確にできます。
02
直接操業拠点および上流における活動場所の位置情報を整理し、各サイトにおける圧力と、自然・生物多様性の状態を評価します。
必要に応じて加速化経路(accelerated pathways)を適用し、評価範囲を効率的に絞り込みます。
03
Step 1で得られたデータを用いて対応の優先順位を付け、貴社の状況や戦略、実現可能性などを踏まえて、目標を設定すべきサイトを決定します。
限られた経営資源を優先度の高い地域に集中でき、効率的・効果的な取り組みにつながります。
04
流域ステークホルダーとの協議を通じて目標設定のアプローチを選定し、取水量や栄養塩排出量の削減目標を設定します。
流域の状態に基づいた、投資家や取引先への説得力が高い目標となります。
05
Step 1~3それぞれの結果を申請書類に取りまとめ、検証機関からの質問・指摘への回答案を作成します。
認定取得を目指さない場合は、開示や社内展開に活用できる形で検討結果を整理します。
ABOUT SBTS FOR NATURE
ネイチャーSBTs(SBTs for Nature)は、企業が自然に関して、測定可能かつ期限付きの、科学的根拠に基づいた目標を設定する枠組みです。CDPやWWFといった複数のNGOによって設立されたSBTN(Science Based Targets Network)が開発・運営しています。温室効果ガス(GHG)削減目標を対象とするSBTの考え方を、淡水・土地・海洋という自然の領域に広げたものです。
ネイチャーSBTsは、評価、優先順位付け、目標設定、行動、追跡という5つのステップで構成されます。このうちStep1~3では、第三者機関による検証を受け、認定を取得する制度が設けられています。
企業がネイチャーSBTsに取り組む意義は、「なぜその指標・数値を選択したのか」「目標の達成にどれだけの効果があるのか」を科学的に説明できる目標を設定することにあります。水を含む自然資本については、目標が定性なものにとどまったり、目標設定の根拠を持たなかったりする場合も多いため、ネイチャーSBTsを設定した企業は自然資本への取り組みの先駆者とみなされます。
ネイチャーSBTsの設定には、自然科学の専門知識が不可欠であるほか、SBTNのガイダンスを熟知している必要があるため、支援の実績を有する日本企業は多くありません。Step 1・2ではバウンダリ内の網羅的な評価が必要で、対象となる環境課題も多岐にわたります。淡水のStep 3は流域ごとの実施が求められ、ステークホルダーとのコミュニケーションも欠かせません。
当社は、ガイダンスの要件を踏まえた評価・優先順位付けから、流域の実態を反映した目標設定、申請・検証対応までを一貫して支援しています。SBTN認定取得を目指すかどうかの判断も含め、貴社のご要望を丁寧にヒアリングし、開示や経営判断に活用できる自然関連目標の設定をサポートします。
SEMINARS
FAQ
Q. | SBTN認定取得を目指すかどうか決めていませんが、相談に乗ってもらえますか? |
|---|---|
A. | はい、可能です。認定取得を目指さず、ガイダンスに沿って自然関連の目標を設定したいというご相談も多くいただいています。Step 1・2の結果をもとに認定取得の見込みを判断し、貴社の目的に合ったアプローチをご提案します。 |
Q. | Step 1・2のみ、または優先順位付けのみを依頼できますか? |
|---|---|
A. | はい、可能です。Step 1・2の認定取得のみや、ネイチャーSBTsの考え方に沿った優先順位付けのみのご支援も承っています。 |
Q. | 事業が多岐にわたるため、評価範囲が膨大になりそうですが、どのように進めるべきでしょうか? |
|---|---|
A. | 加速化経路を適用することにより、事業部門別/環境領域別/バリューチェーンセグメント別で詳細評価の対象を絞り込めます。どのように絞り込むかは、ご契約前に貴社と協議のうえ決定します。 |
Q. | ネイチャーSBTsの検討過程で得られたデータは、TNFD開示やCDP回答にも活用できますか? |
|---|---|
A. | はい。Step 1・2で評価した圧力や自然の状態、優先拠点の情報は、TNFDのLEAPアプローチにおける「Locate」「Evaluate」などにも活用できます。TNFD開示やCDP回答への展開も含めてご相談ください。 |
INITIATIVES
SBTNコーポレートエンゲージメントプログラム
当社はSBTNコーポレートエンゲージメントプログラムに参加し、自然資本利用に関する科学的な評価方法や目標設定手法の開発に貢献しています。プログラムを通じて得た最新の知見と方法論を生かし、自然関連リスク評価、目標設定支援、ネイチャーSBTs実装支援を提供します。
TNFDフォーラム
当社はTNFDフォーラムに参画し、自然関連リスクと機会の開示に関する国際的なルール形成や実装に関する知見を蓄積しています。環境分野に特化した専門性を生かし、開示と戦略策定の両面で実務支援を提供しています。
Alliance for Water Stewardship(AWS)
AWS Credentialed Specialistが在籍している当社は、国際的な水資源管理基準であるAWS規格に基づき、水リスク評価や流域における責任ある水管理を支援します。また、日本国内のワーキンググループ「ジャパン・ウォータースチュワードシップ(JWS)」に所属し、企業間の協働や能力開発を通じて、流域レベルで持続可能な水管理の実践を促進します。
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